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アキノ政権下の被害状況(Latest news about the political killings under Noynoy Aquino)
 以下の内容は、Philippine Daily Inquirerなどの新聞記事を元に作成しています。

7月12日
 バターンで、左派系政党ACTのメンバーで小学校教員のジョセフィン・エスタシオさん(42)が、小学校での朝礼の最中、バイクに乗った何者かに撃たれ、児童や同僚教師の目の前で殺害された。彼女は、以前から殺害予告のメールを携帯で受け取っていた。

2010年7月9日

 ヌエバ・エシハで午後5時頃、左派系政党アナック・パウィスと協力関係にある農民グループの代表パスカル・グェバラさん(78)が自宅の台所の修繕をしていたところ、何者かに撃たれて殺害された。家族の目の前での出来事で、撃った男性はバイクに乗って逃走した。

2010年7月9日
 マスバテ州で、左派系政党ACTのメンバーで小学校教員のマーク・フランシスコさん(27)が帰宅途中、スキー帽をかぶり迷彩服姿の2人組の男性に射殺された。

7月9日
 マスバテ州で、左派系政党ACTのメンバーで学校教師のエドガー・フェルナンデスさん(44)が帰宅途中、何者かに撃たれて殺害された。フェルナンデスさんは、以前から殺害を予告する携帯メールを受け取っていた。

2010年7月5日

 アクラン州で午前7時ごろ、左派系政党バヤン・ムナ地域コーディネーターのフェルナンド・バルドメロさん(61)が、自宅前で子どもを学校に送る準備をしていたところ、何者かに銃で殺害された。ベニグノ・ノイノイ・アキノ大統領政権下で、最初の超法規的殺害の犠牲者となった。
| ngo-ph-rights | 深刻な現地の被害状況(About the victims of political killings) | comments(23) | trackbacks(0) |
最近の被害状況(Latest news about the political killings)
以下の内容は、Philippine Daily Inquirerなどの新聞記事を元に作成しています。

9月6日
・北サマールで、午前8時30分、カトリック・カタルマン教区社会活動センター所長で、カトゥビッグ聖ヨセフ教会のセシリオ・ルセロ神父(48)が、自家用車を運転中、覆面をして武装した30名ほどの集団に襲われ、銃で殺害された。同乗していた他の2名も重傷を負った。NCCP(フィリピン教会協議会)によれば、ルセロ神父は28人目の教会関係の政治的殺害の犠牲者となった。
NCCPの声明(日本語仮訳)

9月5日
・サマール州バセイ町で、午後4時頃、農民運動家のロムロ・メンドバ氏(43)が、妻と9才及び4才の子どもと4人で徒歩で自宅に戻る途中、道路脇に潜んでいた民兵組織と思われる男性2人組がに自動小銃で頭などを撃たれ、妻子の目の前で死亡した。メンドバ氏は、新人民軍による民兵組織襲撃事件に関して、国軍から疑いをかけられていたという。

3月23日
・ラグナ州で、午前8時25分、福祉・開発・平和に関する政策提言を行う都市貧困者団体代表サビナ・アリオラさん(51)が、トラックの荷台に乗って貧困問題についての訴えを行っていたところ、突然トラックに乗り込んできた何者かに、腹部を撃たれて射殺された。同団体のメンバーのアデライダ・カロサさん(48)も首を撃たれ病院に運ばれた。

・3月9日
 南コタバトで、午後4時半頃、スイスの資源大手であるエクストラータ社のタンパカン金・銅プロジェクトによる鉱山開発に反対していたエリエザル・ボーイ・ビラネスさんが、市場で買い物をして自宅に帰宅する途中、バイクに乗った軍・警察関係者とみられる何者かに撃たれて殺害された。
関係記事

3月4日
・ダバオ市で、午後6時頃、NPA幹部の娘でセントピーター大学非常勤講師のレベリン・ピタオさん(20)が、帰宅途中、フィリピン陸軍諜報班と思われる2人組の男性に車で誘拐され、翌日になって、カルメン町の川で死体となって発見された。検死の結果、レイプされた末、胸部を5箇所刺されて殺害されたことが確認された。

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2月7日
・南タガログ州バタンガスで、朝6時半頃、漁民団体リーダーのウィルフレド・ゴンザレスさん(52)と近くに住むノリ・デ・カストロさんが、トラックに乗ってシスターを迎えに行く途中、バイクに乗りマスクで顔を覆った国軍と見られる2人組に襲われ、2人とも射殺された。彼はこれまで土地開発に反対してきたが、最近、警察関係者と見られる何者かから、携帯に殺害予告のメールをたびたび受け取っていた。

-----2009年------

-----2008年------

12月23日
・コンポステラバレー州で、午後7時頃、環境保護団体パナリプダン・ミンダナオの書記長を務めるフェルナンド・ベストゥディオ・サルミエントさんが、自営店にいたところ、2人組の武装犯に襲われ、至近距離から数発撃たれて死亡した。武装犯はオートバイに乗って逃走した。
関係記事

12月2日
・北サマール州サン・ロケのバランガイ・ゾーン3シティオ・ナペレスで、夜8時頃、ラジオ放送関係者のレオニロ・ミラさんが何者かによって撃ち殺された。

・11月17日
東ミサミス州ギンゴーグ市の国立ブキドノン大学前で、ラジオ解説者アレシオ・パドリアゴさん(55)が、子どもを学校に送り、校門前で降ろした際、7才になる娘の目の前で、オートバイに乗った2人組に射殺された。パドリガオ氏は、ラジオ番組で常に汚職を非難していた。
関係記事

11月10日
北ダバオ州カパロン町ガブヤン村の自宅で、午後6時頃、比例代表政党バヤン・ムナ党の幹部ロランド・アントリハオさんが、何者かによって7発被弾して死亡した。
関係記事

11月6日
・コンポステラ・バレイ州コンポステラで午後5時半ごろ、農民運動指導者のダニー・カルバールさんが、オートバイに乗って帰宅する途中、オスメニヤ村を通りかかった際に、何者かに射殺された。
関係記事

8月15日
・コンポステラ・バレイ州で午後1時ごろ、左派系比例代表政党バヤンムナのロエル・ドラトさん(36)が、バイクに乗った何者かに射殺された。
関係記事

8月15日
・ルソン地方ビコール地域南カマリネス州マガラオ町で、ジャーナリストのロナルド・フリアさん(45)が、オートバイに乗って自宅近くまで来たところ、背後から何者かに声をかけられ、振り向くと同時に男性に射殺された。

8月7日
・ビサヤ地方カピス州ロハス市で、午後、ラジオ・ミンダナオ・ネットワーク(RMN)の番組制作担当、マーティン・ロハスさん(37)が、オートバイで帰宅途中、同じくオートバイに乗った2人の男性に、背後から銃撃を受けて死亡した。

8月4日
・ミンダナオ地方ジェネラルサントス市で、午後4時半ごろ、ラジオ局解説者のデニス・クエスタさん(35)が、ラジオ局事務所近くの路上で、後ろから接近していた複数の男性から、至近距離で頭部などに5発の銃弾を受けて重体。その後死亡した。 クエスタさんは地元政治家らに批判的な言動が多く、事件前に殺害を示唆する脅迫メールも受け取っていた。

6月30日
・ケソン州サリアヤ町で、午後5時半頃、地元ラジオ局解説者で週刊誌コラムニストのロバート・バート・シソンさん(60)が、娘2人と一緒に帰宅途中の車の移動中、横付けしてきたオートバイに乗った2人組に、頭部や腹部を撃たれて射殺された。同乗していたシソンさんの娘(30)も銃弾を受けて重傷を負った。
 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の松浦晃一郎事務局長は7月14日、「基本的人権である表現の自由を侵害する行為だ」と厳しく非難し、メディア関係者を標的とした事件と断定した上で、「フィリピン政府には徹底した調査とメディア関係者の保護を訴える」と述べた。
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6月10日
・ラグナ州ラカビンテ町で、比例代表政党アナックパウィスの関係者が、同町に駐留する第1歩兵大隊の部隊国軍に拉致された。この件について同州警察本部は、カラヤアン町で起きた共産ゲリラとの交戦中に国軍兵士が捕らえたものだとしている。

5月15日
・ダバオ市で、ダバオ市農民協会事務局長、セルソ・ポハスさん(40)が、たばこを買うため同協会事務所から出たところ、オートバイに乗った2人組の1人に銃撃され、死亡した。関係者は超法規的殺害事件だとして国軍を非難している。
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・ルソン地方リサール州カインタ町で、フィリピン大学(ビサヤ)編集者会の元副会長で、民族民主戦線(NDF)の活動家、ランディ・フェリックス・P・マラヤオさん(39)が、長距離バスに乗車しようとしたところ、国軍関係者とみられる男性に拉致された。その後、カガヤン州トゥゲガラオ市内にある司法省矯正局収監施設内で発見された。フィリピン人権委員会(デリマ委員長)によると、この収監施設内で、マラヤオ氏は拷問を受け負傷していた。

5月2日
・ルソン地方リサール州ピリリア町で、フィリピン合同教会(UCCP)のロデル・カンハ牧師(25)が、UCCPの地域総会に向かう途中、携帯電話のプリペイドカードを購入しようとして車両を出たところ、2人組に拉致され、軍・警察関係者とみられる武装集団に4日間にわたり拉致・監禁された。
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3月13日
・パンガシナン州ラブラドールで、2006年7月にブラカン州で拉致され、行方不明となっていたフィリピン大学の学生、シャーリン・カダパンさんとみられる女性の遺体が発見された。家族や人権保護団体が国軍兵士の犯行であると主張している。
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3月10日
・カビテ州イムス市にあるディスカウントショップ「マクロ」の前で、午前8時頃、矢崎グループのEMIで労働組合の委員長も務めたヘラルド・ジェリー・クリストバルさん(39)が、8発の銃弾を浴びて死亡した。
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1月23日
・レイテ州アブヨグ町バロカウェで、午前7時半ごろ、社会運動家としても有名なフィリピン合同教会のフェリシスモ・カタンビス牧師(60)が、オートバイに乗って教会に向かっていたところ、オートバイに乗った2人組が接近し、銃を乱射されて殺害された。
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1月17日
・ボホール州タグビララン市で、夜9時20分頃、環境や人権についての活動家として知られているロナルド・センプロン・センドリハス氏(35)が、妹が出産のために入院しているラミロ病院に行った際に、薬局に立ち寄ったところ、バイクに乗った2人の男性が後ろから近づいてきて、「ロナルド」と首をつかまれ、拳銃でうなじを2発打たれて殺害された。
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・小作農民団体の指導者で7人の子どもの父親もあるテルド・レバモンテ氏(45)が、12日に何者かに連れ去られて行方不明となり、16日の早朝に民兵組織RMGに農園で監禁されている様子が目撃され、17日にマスバテ州クラベリア町で遺体となって発見された。遺体には拷問の跡らしき傷がみられる。ただ、警察は、NPAとRMGとの戦闘で負傷し、その後逮捕され、治療のために病院に向かう途中死亡したと報告している。
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特集:南ミンダナオで何が起きているのか(ISM in Southern Mindanao)
  全国的には政治的殺害は減少傾向にあると言われているが、南ミンダナオはむしろ増加傾向にあり、政治的殺害以外にも様々な形での国軍や国家警察による人権侵害が横行している。そこで、2009年5月14日-19日、その実情を調査するなどの目的で、南ミンダナオのダバオなどで、左派系政党の国会議員、国内外のNGO関係者、教会や労組の関係者ら300名が参加する「国際連帯ミッション」が行われた。



4つの地域に分かれてインタビューなどが行われた。





国軍によって半ば強制的に組織されるバランガイ防衛システムの監視塔(村役場の真横にある)


この地域の多くは日本向けのバナナ・プランテーション。

プランテーションでは労働問題が多発し、労働組合の運動もあるが、そうした組合のリーダーが国軍関係者と思われる何者かに殺害されたり拷問を受けたりする事態に至っている。


村の中に突然作られた国軍の駐屯地



被害者家族会「ホスティーシャ」による報告集会

今年4月29日に父親が国軍と思われる何者かに銃殺されたことを話す家族。父親は大規模鉱山開発に反対するグループのリーダーだった。父親が出かける前に家族に話した最後の言葉は「アイスクリームを買って帰るからね」だった。殺害される前から、軍隊に家を取り囲まれたり、監視されたりすることが続いていた。


国会議員らによる記者会見。

一番左の女性は、バナナ・プランテーションの包装工場の労働組合のリーダーで、この国際連帯ミッションのプログラムに参加した帰りに、国軍兵士と思われる何者かに襲撃された。




記者会見の場で、国軍が作成した資料(パワーポイント)を入手したことが紹介される。

資料は国軍が、テロリストの最前線として指定している人たちのリストで、地元の労働組合の代表や、人権団体や環境NGOのスタッフ、教会関係者、メディア関係者らが、実名や写真入りで掲載されており、記者会見の会場内にもこのリストに入っている人が多数おり、たびたび驚きの声が上がる。




会期中の地元新聞。

1面トップに、このプログラムに参加している労組代表が襲撃を受けたという記事。

別の紙面の1面トップでは、国会議員のサトゥール・オカンポ氏が、国軍が作成した資料を入手した、という記事が掲載された。




「続きを続きを読む」クリックすると、今回のプログラムをまとめた主催者によるレポート(Solidarity group releases findings of Mindanao mission:The ISM Report)や、労組代表がISM会期中に襲撃されたことに関する記事を読むことができます。



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ジェムース・バラオさんの強制失踪(まとめ記事)
(以下全て仮訳)
<経緯>
 2008年4月の初め、ジェムース・バラオ氏(47)は、家族に、自分が定期的に監視されているようだと告げた。(そしてそれは、彼が消息を絶つまで続いた。)彼は、毎日家を出て仕事に行く際に、白と青色のバンに尾行されていた。

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南タガログ地方の活動家に対する弾圧
この地方では既に超法規的殺害の犠牲者は167名を超え、31名が強制失踪に遭っていますが、2008年10月23日から11月13日までに、70名を越える南タガログ地方の左派系活動家が逮捕、または逮捕状が出ている模様です。
左派系の社会運動を無力化させるための新たな弾圧であるとして、左派系団体から抗議の声が上がっています。
たとえば以下のような人たちです。
・Orly Marcellana氏  バヤン/南タガログ地方代表
・Arman Albarillo氏   バヤン/南タガログ地方事務局長
・Doris Cuario氏   カラパタン/南タガログ地方事務局長
・Helen Asdolo氏    ガブリエラ/南タガログ地方事務局長
・Pedro Santos Jr.氏  アナック・バヤン/南タガログ地方事務局長
・Bayani Cambronero氏  バヤンムナ/南タガログ地域コーディネーター
・Rolando Mingo氏    STARTER/南タガログ地方代表
・Dina Captillo氏    カラパタン/バタンガス地方スポークスパーソン
・Agaton Bautista氏   アナックパウィス/バタンガス地方コーディネーター
・Nestor San Jose氏   アナックパウィス/リサール地方コーディネーター
・Romeo Aguilar氏    カダマイ/リサール地方事務局長
・Jojo Bernardino氏   バヤン/ラグナ地方事務局長
・Samuel Dizon氏    SPARKPLAG/ラグナ地方コーディネーター
・Amelita Sto. Tomas氏 ガブリレラ/カビテ地方代表
・Sheryll Villegas氏  バヤン/カビテ地方事務局長
・Emmanuel Assuncion氏 バヤン/カビテ地方コーディネーター
・Crispin Zapanta氏   バヤンムナ/アンティポロ市代表
・Berlin Justo氏    バヤンムナ/カランバ市コーディネーター

このように、この地方の左派系社会運動の中心人物が軒並み弾圧にあっています。
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国軍に拉致された男女が7カ月ぶりに帰宅
2007年12月29日、ビサヤ地方サマール州カルビガ町で、5月から行方不明になっていた漁民活動家の女性(32)と男性の夫婦が帰宅したことが、人権団体のカラパタンの調べで明らかになった。 夫婦は、陸軍第五二歩兵大隊の兵士によって拉致されたとしているが、国軍は否定している。
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活動家失踪事件で家族らがデモ
ルソン地方ブラカン州で比農民運動(KMP)のメンバーに無農薬野菜の育成を指導していたほか、他の左派系団体とも親交がある、著名な活動家のジョナス・ブルゴス氏と知人二人が、4月28日午後2時すぎ、ケソン市コモンウエルス通りにある商業施設で5人組に拉致された。
家族と知人の作家らは、4日、国軍・警察がブルゴス氏を拉致したと主張し、同氏の身柄を速やかに引き渡すよう求めてデモを行った。事件発生当初から国軍の関与が指摘されており、左派系団体などから調査を求める声が上がっていた。このため、人権委員会は、同事件に関する公聴会を開催、国軍・警察関係者に対し、「被害者の所在、生死に関する情報を五日以内に提供するよう命じる」と言い渡した。軍・警察は事件への関与を否定している。
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オカンポ議員の自宅放火
先日名古屋にも来ていただいたサトゥール・オカンポ議員の自宅が放火により半焼しました。けが人はありません。
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